タトゥーだ・消えるタトゥー

ファッションとして、思い出として、体にアートや逆援文字を刻み込むタトゥー。今や、限られた人だけのものではなく、ポピュラーな童貞存在になった。しかし、ご存じの通りタトゥーは、一度刻むと一生消えない。施すのはやはり勇気がいる。そんな中、永久に残るものでありながら、1回の治療で除去することも可能なタトゥーインクが現れた。一生残るはずのタトゥーが、もっと手軽になる。これからタトゥーを入れる人たちには、うれしい選択肢となりそうだ。

タトゥーだ・未成年はダメ

欧米では漢字を入れるタトゥーも流行っているが、漢字を母国語として使用する人々からみると、その字体や意味童貞用法など奇妙に見えてしまうこともあり、日本の梵字逆援助ブームなども併せて、彫る前には慎重な検討が必要となる。なお、刺青を完全に消すのは、技術上非常に難しい。未成年者に入れ墨を施す行為は、各都道府県・自治体の青少年保護育成条例等によって禁止されており、発覚した場合は彫師が処罰される。

タトゥーだ・ルーツを探れ

縄文時代の土器の人形の縄文式文様は入れ墨のしるしだとする説があるが、確証はない。3世紀の日本について記した『魏志』倭人伝は、男子がみな人妻黥面文身していたと伝える。文身とは、顔以外の身体に入れ墨をすることであり、黥面とは顔に入れ墨をすることである。時代が下って、『日本書紀』の記事中にも、入墨についての記事がある。江戸時代乱交中期以降は「いれずみ」は刑罰の一部を指し、それ以外のものは「ほりもの」と呼ばれた。十九世紀に入るとその流行は極限に達し、博徒・火消し・鳶・飛脚など肌を露出する職業では、彫り物をしていなければむしろ恥であると見なされるほどになった。1870年には太政官令によって墨刑が廃止となり、1872年には同じく太政官令によって入れ墨自体が禁止された。